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Alt81が選んだ真鍮鋳物の魅力


MATERIAL CONTENTS 【brass】 vol.3-1

真鍮鋳物の製造工程/職人の技と手間




「砂型手込め鋳造」は、すべて職人の手作業で行われます。まず図面を立体に起こした木型を製作し、その木型を元に鋳型を製作。その後、上下に別れた木枠に鋳型を入れ、手で圧力を加え砂を固めて形成した砂型に、1,100℃の真鍮を流し込みます。冷却後固まった真鍮鋳物を砂型から外し、仕上がりに応じて金属の表面を加工してようやく完成します。

vol.3-1


      手が可能にする形


1.木型製作

専門職人が手で削り製作する理由

まず、図面を立体に起こすため「木型」と呼ばれる製品の原型となる形を製作するのですが、その際CAD(コンピューター設計)を使うのではなく、木型専門の職人が彫刻刀ややすりを使って一つずつ手作業で製作します。その理由は、①手作業でしか生み出せない絶妙なR(カーブ)があるため ②金属特有の性質と、鋳造工程を踏まえた上での細かやな調整が可能なためです。この木型を元に次の工程「鋳型」を製作するわけですが、金属は凝固する際に縮む性質を持つため、数パーセントの「縮みしろ」を計算し、木型は製品より一回り大きく製作します。また、「抜き勾配」(鋳型を砂から取り出す際に抜きやすいようつけておく勾配)や「見切り」(鋳型の分割部分。形状によって部分は異なるが鋳型が抜きやすい箇所が選ばれる)など、職人が鋳造する際に造りやすいポイントを踏まえ緻密な計算をあらかじめ組み込んで立体に起こす技術が求められます。

2.鋳型製作

素材にもこだわる

次に、木型を元に「鋳型」を製作します。特徴的なのは、鋳型の素材に「鉛」を使用している点。鋳型に真鍮製品と同じ銅と亜鉛の合金を使うところもありますが、真鍮に比べ鉛は金属が固まる時の収縮率が小さく、またなめらかに研磨しやすいことから私たちが依頼している工房では職人があえて鉛を選んでいます。鋳型は製品を作る要となる道具。つまり製品の出来に関わるからこそ、鋳型の素材にもこだわります。

真鍮鋳物の製造工程NEXT

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MATERIAL CONTENTS 【brass】 vol.3

真鍮鋳物の製造工程
step1~2

職人の技と手間

職人の技と手間

「砂型手込め鋳造」は、すべて職人の手作業で行われます。まず図面を立体に起こした木型を製作し、その木型を元に鋳型を製作。その後、上下に別れた木枠に鋳型を入れ、手で圧力を加え砂を固めて形成した砂型に、1,100℃の真鍮を流し込みます。冷却後固まった真鍮鋳物を砂型から外し、仕上がりに応じて金属の表面を加工してようやく完成します。

手が可能にする形

1.木型製作

1.木型製作

専門職人が手で削り製作する理由

まず、図面を立体に起こすため「木型」と呼ばれる製品の原型となる形を製作するのですが、その際CAD(コンピューター設計)を使うのではなく、木型専門の職人が彫刻刀ややすりを使って一つずつ手作業で製作します。その理由は、①手作業でしか生み出せない絶妙なR(カーブ)があるため ②金属特有の性質と、鋳造工程を踏まえた上での細かやな調整が可能なためです。この木型を元に次の工程「鋳型」を製作するわけですが、金属は凝固する際に縮む性質を持つため、数パーセントの「縮みしろ」を計算し、木型は製品より一回り大きく製作します。また、「抜き勾配」(鋳型を砂から取り出す際に抜きやすいようつけておく勾配)や「見切り」(鋳型の分割部分。形状によって部分は異なるが鋳型が抜きやすい箇所が選ばれる)など、職人が鋳造する際に造りやすいポイントを踏まえ緻密な計算をあらかじめ組み込んで立体に起こす技術が求められます。

2.鋳型製作

2.鋳型製作

素材にもこだわる

次に、木型を元に「鋳型」を製作します。特徴的なのは、鋳型の素材に「鉛」を使用している点。鋳型に真鍮製品と同じ銅と亜鉛の合金を使うところもありますが、真鍮に比べ鉛は金属が固まる時の収縮率が小さく、またなめらかに研磨しやすいことから私たちが依頼している工房では職人があえて鉛を選んでいます。鋳型は製品を作る要となる道具。つまり製品の出来に関わるからこそ、鋳型の素材にもこだわります。