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日本の独自技術が可能にする薄いマチ

風琴マチについて

風琴マチについて

Alt81が展開するアイテムの中で、とくに引き締まったシャープな外観が際立つ「arrow_長財布01」「arrow_束入れ01」、そして「arrow_名刺入れ01」。これらの商品には「風琴マチ」という作りが用いられている。おそらく聞き慣れないであろうこの作りは、じつは海外には存在しない日本独自の伝統技法である。

最大の特徴は「マチがあるのに非常に薄い」そして「優れた使用感」

風琴マチの利点と機能

ではこの風琴マチ、一体どんな利点があるのだろうか。まずは特徴に着目してみよう。外観の特筆すべき点はなんといっても一目見ただけでも分かる「薄くてすっきりとした作り」を可能にすること。マチがあるにも関わらず薄く、さらにカード段が描くシャープでスッキリとした直線が非常に印象的だ。

次に使用感。束で入れても「まとまりある綺麗な収納」を可能にし、お札や名刺などが引っかからずに「出し入れしやすい機能性」に優れている。

その秘密は風琴マチの構造にある。マチがジグザグ構造をしている通常の「蛇腹マチ」と「風琴マチ」を見比べていただくと分かりやすい。2つは似ているようで作りがまったく異なる。一般的な蛇腹マチは、ジグザグの山の部分(外側)に仕切りがあり内側に折り込まれているため、商品の幅に対して有効寸法が小さくなってしまうため中に入れたものが斜めに引っかかることがある。一方風琴マチは、ジグザグの谷の部分(内側)に仕切りがあり外側に折り込まれているため、商品の実寸幅=有効寸法となり、お札や名刺がマチに引っかかることなく取り出すことが出来、優れた機能性を得られるのだ。さらにこの2つの作りで同ポケット数を組み込む場合、蛇腹マチは作り上どうしても厚みが出てしまうが、風琴マチはその点ポケット数が多いにも関わらず薄くてすっきりとした作りを可能にする。

比較・風琴マチ
比較・一般的なマチ

極めて緻密な技術の重なり合いでようやく完成する

その作りは非常に複雑だ。
美しく完成させるまでには手間のかかる作業をいくつもこなさなければならないのだが、
中でもとくに難しい技術は大きく3つ挙げられる。

風琴マチPoint1

①まず型紙が非常に複雑であること。デザイナーが描いた機能や作りが盛り込まれたデザイン画をもとに職人は再現するための型紙を作るわけだが、風琴マチは複雑な作りのためこれを立体に起こした型紙を作れる人がまずいないという現状がある。製作の冒頭から希少な作りはスタートしている。


風琴マチPoint2

②次に挙げられるのが、非常に細かいパーツに施された手作業だ。カード段のマチ部分を見ていただきたい。仕切りからマチに折り返された細かい革のパーツがあるのがお分かりいただけるだろうか。ここは職人が丁寧に糊付けを施しパーツを圧着させている。この作業自体非常に手間がかかるのだが、じつは糊付けを行う前に、この折り返された部分はわざわざ銀面を包丁で薄く漉く「トオ漉き」という手作業が施されている。ご覧のように至極小さなパーツだが、革を折り返しやすい薄さかつ圧着に最適な厚さになるよう、絶妙な力加減で漉くこのひと手間がより美しい風琴マチを作り上げるのだ。当然薄く漉き過ぎれば革が切れて耐久性が損なわれてしまう。漉きが足りなければ折り返したマチに厚みが出てしまう。そもそも使用する革の厚みや特性を熟知していなければ施せない。つまり知識はもちろん、じつに精妙な力加減を操る技術がなければ成し得ない作業だ。


風琴マチPoint3

③最後に、②の作業と並行して求められるカード段の均等な幅と水平さ。横から見ていただくと分かりやすい。歪みや片寄りが出ないよう細心の注意を払って施された平行な直線ラインに思わず見入ってしまうだろう。この直線こそ見た目におけるシャープですっきりとした印象を引き立てている所以だ。だからこそ逆の言い方をすれば妥協が許されない箇所とも言える。

Alt81が風琴マチを取り入れた理由

これほどに見た目にも美しく、かつ機能性を併せ持つ風琴マチがなかなか目に触れることなく商品に使用されないのには理由がある。それは、作ることが出来る職人が本当に極僅かしか現在いないという現実だ。Alt81が商品にこの作りを取り入れた第一の理由は、まずお客様がビジネスシーンで求める「薄く持ちたい」「出し入れをスムーズにしたい」という求める要素を満たした作りだったため。その背景に日本独自の技術を知ってほしい、技を後世に残していきたいという想いも隠されている。風琴マチは日本人が持つ美意識と緻密な技術が掛け合わさって生まれた、いわば誇れる作り。まさにAlt81が商品に込めている「目に見えない日本の文化」の一つである。

Alt81が風琴マチを取り入れた理由

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arrow_長財布01


arrow_束入れ01


arrow_名刺入れ01

日本の独自技術が可能にする薄いマチ

風琴マチについて

風琴マチについて

Alt81が展開するアイテムの中で、とくに引き締まったシャープな外観が際立つ「arrow_長財布01」「arrow_束入れ01」、そして「arrow_名刺入れ01」。これらの商品には「風琴マチ」という作りが用いられている。おそらく聞き慣れないであろうこの作りは、じつは海外には存在しない日本独自の伝統技法である。

最大の特徴は「マチがあるのに非常に薄い」そして「優れた使用感」

風琴マチの利点と機能

ではこの風琴マチ、一体どんな利点があるのだろうか。まずは特徴に着目してみよう。外観の特筆すべき点はなんといっても一目見ただけでも分かる「薄くてすっきりとした作り」を可能にすること。マチがあるにも関わらず薄く、さらにカード段が描くシャープでスッキリとした直線が非常に印象的だ。

次に使用感。束で入れても「まとまりある綺麗な収納」を可能にし、お札や名刺などが引っかからずに「出し入れしやすい機能性」に優れている。

風琴マチと一般的なマチとの比較

その秘密は風琴マチの構造にある。マチがジグザグ構造をしている通常の「蛇腹マチ」と「風琴マチ」を見比べていただくと分かりやすい。2つは似ているようで作りがまったく異なる。一般的な蛇腹マチは、ジグザグの山の部分(外側)に仕切りがあり内側に折り込まれているため、商品の幅に対して有効寸法が小さくなってしまうため中に入れたものが斜めに引っかかることがある。一方風琴マチは、ジグザグの谷の部分(内側)に仕切りがあり外側に折り込まれているため、商品の実寸幅=有効寸法となり、お札や名刺がマチに引っかかることなく取り出すことが出来、優れた機能性を得られるのだ。さらにこの2つの作りで同ポケット数を組み込む場合、蛇腹マチは作り上どうしても厚みが出てしまうが、風琴マチはその点ポケット数が多いにも関わらず薄くてすっきりとした作りを可能にする。

極めて緻密な技術の重なり合いで
ようやく完成する

その作りは非常に複雑だ。美しく完成させるまでには手間のかかる作業をいくつもこなさなければならないのだが、中でもとくに難しい技術は大きく3つ挙げられる。

風琴マチPoint1

①まず型紙が非常に複雑であること。デザイナーが描いた機能や作りが盛り込まれたデザイン画をもとに職人は再現するための型紙を作るわけだが、風琴マチは複雑な作りのためこれを立体に起こした型紙を作れる人がまずいないという現状がある。製作の冒頭から希少な作りはスタートしている。


風琴マチPoint2

②次に挙げられるのが、非常に細かいパーツに施された手作業だ。カード段のマチ部分を見ていただきたい。仕切りからマチに折り返された細かい革のパーツがあるのがお分かりいただけるだろうか。ここは職人が丁寧に糊付けを施しパーツを圧着させている。この作業自体非常に手間がかかるのだが、じつは糊付けを行う前に、この折り返された部分はわざわざ銀面を包丁で薄く漉く「トオ漉き」という手作業が施されている。ご覧のように至極小さなパーツだが、革を折り返しやすい薄さかつ圧着に最適な厚さになるよう、絶妙な力加減で漉くこのひと手間がより美しい風琴マチを作り上げるのだ。当然薄く漉き過ぎれば革が切れて耐久性が損なわれてしまう。漉きが足りなければ折り返したマチに厚みが出てしまう。そもそも使用する革の厚みや特性を熟知していなければ施せない。つまり知識はもちろん、じつに精妙な力加減を操る技術がなければ成し得ない作業だ。


風琴マチPoint3

③最後に、②の作業と並行して求められるカード段の均等な幅と水平さ。横から見ていただくと分かりやすい。歪みや片寄りが出ないよう細心の注意を払って施された平行な直線ラインに思わず見入ってしまうだろう。この直線こそ見た目におけるシャープですっきりとした印象を引き立てている所以だ。だからこそ逆の言い方をすれば妥協が許されない箇所とも言える。

Alt81が風琴マチを取り入れた理由

これほどに見た目にも美しく、かつ機能性を併せ持つ風琴マチがなかなか目に触れることなく商品に使用されないのには理由がある。それは、作ることが出来る職人が本当に極僅かしか現在いないという現実だ。Alt81が商品にこの作りを取り入れた第一の理由は、まずお客様がビジネスシーンで求める「薄く持ちたい」「出し入れをスムーズにしたい」という求める要素を満たした作りだったため。その背景に日本独自の技術を知ってほしい、技を後世に残していきたいという想いも隠されている。風琴マチは日本人が持つ美意識と緻密な技術が掛け合わさって生まれた、いわば誇れる作り。まさにAlt81が商品に込めている「目に見えない日本の文化」の一つである。

Alt81が風琴マチを取り入れた理由

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