シンプルで力強い
mark パスケース 01
Detail
常に動き廻る人だから
(mark_パスケース_01 / 4ヵ月使用)
このパスケースに使用されている革はシールドショルダーレザー。繊維密度が高く、強靭で分厚いこの革を採用することで存在感のあるパスケースが生まれた。折れ曲がることが許されない定期券だからこそ、この革の厚みが確かに適している。またこの革はオイルをたっぷりと含んでいるため、使い込むことで手の中で白みがかった黒色が次第に漆黒へと変化していく。そして毎日使うことで刻み込まれる傷や革色が濃くなるほど効いてくる青色のステッチも使うほどに増す味わいの1つとなっていく。
緩やかな曲線
チャージ機能のついたICカードはもはや金銭。だから収納するパスケースにはICカード単体で手軽に持ち運べ、且つスーツの内ポケットにもサッと入れられる余計なパーツを省いたスマートな形を目指した。勿論、シンプルな中にも要所にAlt81らしい独自のこだわりがある。正面から見ると両サイドに約1.5㎜ほど緩やかなテーパーをかけている。これはデザインのアクセントでもあるが、ぐっと握った時手に馴染みやすい形を考慮した設計。使い始めはカードの出し入れに若干硬さを感じるだろうが、大切なICカードが落ちてしまわぬようこのぐらいの硬さが必要だが使用していけばオイルを含んだ革が徐々にカードに馴染み、取り出しやすくもなるのでご安心を。
4枚の革、5mmの厚み、
上がる難易度
mark_パスケース_01の特徴は何と言っても5㎜の厚み。繊維密度が高いシールドショルダーレザーを窓枠の付いたメインポケットと裏面のカードポケットにそれぞれ1枚ずつ、中央は2枚貼り合わせているため計4枚の革で出来ており、その存在感は抜群だ。5㎜という厚みを美しく縫製する技術は非常に難しい。とくに手を焼くのが両面二カ所のカードポケットを縫い合わせる箇所。全体の縁のステッチはぐるっと一気にミシンを掛けるのだが、パスケース上部の両面ポケット2枚の革が加わる箇所で約2㎜ほどの段差が出来るため縫製しづらい。熟練職人の細やかな手練により、美しく均一に仕上がっていることがお分かりだろう。
厚みを美しく魅せるコバの主張
そんな革の厚みを美しく引き立てているのがコバ(断面)だ。4枚もの革を貼り合わせている箇所は革を重ねていることが分からないほど丁寧にコバ処理を施している。四隅の角は出し入れする際当たったり引っかかったりして傷みやすいことを考え丸みを持たせた設計にしているが、この絶妙な丸みを帯びた角に美しく施されたコバがより一層迫力とすっきりとしたシャープな印象を加えている。このような分厚いコバはあまり見かけることがなく珍しいため、個性が宿る。
メインとは別に
もう1枚カードが収納可
カードポケットは両面に2カ所ある。窓枠のついたメインポケットにICカードを、裏面のポケットには頻繁に使うコンビニのポイントカードなどが収納出来、通勤時の買い物にも便利だ。
印象を左右するひと手間、
ネン引き
表と裏には引き締まった印象に見えるよう、太めのネン(縁に施されたライン)が入っている。同じ力且つ同じスピードで引く技術が求められるネン引きだが、革の厚みやオイルの含み具合によって力加減が異なるため非常に難しい。極めて細かい箇所ではあるが、ネンが引いてあるのとないのとでは第一印象に違いが出る。パスケースのような小さなアイテムだとその効果は明らかだ。
糸処理のひと手間
※こちらの画像は別商品の「糊止め」をしている画像です。
通常、糸処理は縫製した後に糸を短く切り軽く熱処理をするだけの場合が多い。だがAlt81ではミシンで縫製した後、糸にわざわざ糊を付け針穴に挿し込む「糊止め」を施している。手間はかかるが見た目に美しく、長く使う中で使用中の糸ほつれが起こりにくい作りになっている。
Leather
荒々しく使うことで魅力が増す素材
革そのものが存在感を放つシールドショルダーレザーは、野性味と無骨さを想起させる。その理由は、革の厚みとショルダー特有のトラだ。また、繊維同士が密に絡み合い肉厚で丈夫な革質は堅牢かつ耐久性を備えている。革の表面に現れた白っぽさは時間をかけて染料とともにたっぷり含ませたオイル。これが使い込むうちに濃く深化した黒へ、そしてぐんぐんと艶を増していく。この革を例えるなら「盾」――細かいことは気にせず荒々しく使うことで魅力が増し続けるタフな素材だ。ぜひ「使い込む」「革を育てる」愉しみを味わっていただきたい。
Size
■ サイズ(外寸)
縦: 約102㎜
横: 約70㎜
マチ:約5㎜
■ 重量
約30g
■ スペック
カードポケット×2
■ 素材
革/シールドショルダーレザー
■ 注意点
磁気の定期券(85.0mm× 57.5mm)は入りません。
「シンプルで力強い」
mark_パスケース01
緩やかな曲線
チャージ機能のついたICカードはもはや金銭。だから収納するパスケースにはICカード単体で手軽に持ち運べ、且つスーツの内ポケットにもサッと入れられる余計なパーツを省いたスマートな形を目指した。勿論、シンプルな中にも要所にAlt81らしい独自のこだわりがある。正面から見ると両サイドに約1.5㎜ほど緩やかなテーパーをかけている。これはデザインのアクセントでもあるが、ぐっと握った時手に馴染みやすい形を考慮した設計。使い始めはカードの出し入れに若干硬さを感じるだろうが、大切なICカードが落ちてしまわぬようこのぐらいの硬さが必要だが使用していけばオイルを含んだ革が徐々にカードに馴染み、取り出しやすくもなるのでご安心を。
4枚の革、5mmの厚み、
上がる難易度
mark_パスケース_01の特徴は何と言っても5㎜の厚み。繊維密度が高いシールドショルダーレザーを窓枠の付いたメインポケットと裏面のカードポケットにそれぞれ1枚ずつ、中央は2枚貼り合わせているため計4枚の革で出来ており、その存在感は抜群だ。5㎜という厚みを美しく縫製する技術は非常に難しい。とくに手を焼くのが両面二カ所のカードポケットを縫い合わせる箇所。全体の縁のステッチはぐるっと一気にミシンを掛けるのだが、パスケース上部の両面ポケット2枚の革が加わる箇所で約2㎜ほどの段差が出来るため縫製しづらい。熟練職人の細やかな手練により、美しく均一に仕上がっていることがお分かりだろう。
厚みを美しく魅せるコバの主張
そんな革の厚みを美しく引き立てているのがコバ(断面)だ。4枚もの革を貼り合わせている箇所は革を重ねていることが分からないほど丁寧にコバ処理を施している。四隅の角は出し入れする際当たったり引っかかったりして傷みやすいことを考え丸みを持たせた設計にしているが、この絶妙な丸みを帯びた角に美しく施されたコバがより一層迫力とすっきりとしたシャープな印象を加えている。このような分厚いコバはあまり見かけることがなく珍しいため、個性が宿る。
印象を左右するひと手間、
ネン引き
表と裏には引き締まった印象に見えるよう、太めのネン(縁に施されたライン)が入っている。同じ力且つ同じスピードで引く技術が求められるネン引きだが、革の厚みやオイルの含み具合によって力加減が異なるため非常に難しい。極めて細かい箇所ではあるが、ネンが引いてあるのとないのとでは第一印象に違いが出る。パスケースのような小さなアイテムだとその効果は明らかだ。
糸処理にもこだわりが宿る
通常、糸処理は縫製した後に糸を短く切り軽く熱処理をするだけの場合が多い。だがAlt81ではミシンで縫製した後、糸にわざわざ糊を付け針穴に挿し込む「糊止め」を施している。手間はかかるが見た目に美しく、長く使う中で使用中の糸ほつれが起こりにくい作りになっている。
※こちらの画像は別商品の「糊止め」をしている画像です。
■ サイズ(外寸)
縦: 約102㎜
横: 約70㎜
高さ:約5㎜
■ 重量
約30g
■ スペック
カードポケット×2
■ 素材
革/シールドショルダーレザー
■ 注意点
磁気の定期券(85.0mm× 57.5mm) は入りません。