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フットワークを武器に

モデル身長：170cm

全面にP&Dバッファローカーフを配した見た目は革鞄であることの主張が激しく、圧倒的な存在感を持っている。だが、A４サイズがぴったりと収まるコンパクトなサイズであるため、威圧感がない。バランスの取れた大きさと革の放つ雰囲気はスーツ・ジャケット・カジュアルとスタイルを問わず持つことができ、見た目通り、非常に軽量なために通勤の重荷になることもない。外装は余計なものを全て排除し、表も裏も１枚革で構成。ハンドルの厚みや根革（ハンドルと胴版の接続部分）など要所にAlt81らしさが垣間見え、持ち主に自信と余裕をもたらせてくれる。アクティブに動き回る人には長く付き合えるブリーフケースになることは間違いない。

バッファローの愉しみ

このブリーフケースはP&Dバッファローカーフが全面に使用され、胴版に至っては革継ぎのない１枚革で仕立てられているので、革の迫力が存分に味わえる。カーフ特有のキメの細かい表面と薄くとも繊維密度が高くコシのある革質、そして独特のシボ感が特徴のこの革は静謐な印象が必要とされるブリーフケースに使用されにくいとされてきたが、軽量でコンパクトなブリーフケースであれば話は異なる。飽きのこないその多彩な表情と独特な革の質感は貴方を虜にしてくれる。

ハンドルに込める強靭さ

ハンドルは鞄の中でも最重要項目。それに異を唱える人はいない。arrow_ブリーフケース02のハンドルは耐久性を持たせるためにP&Dバッファローカーフを芯材として使用し、同じ革で包み込む贅沢な仕様。その厚みは７．５ｍｍとなっており、手にしっかりと収まる。小さいながらもハンドルを握った際に少し拳に力が入る気がするのはこのブリーフケースが持つ人に活力を与えてくれている証拠。思う存分に持ち歩いていただきたい。

ハンドルに込める繊細さ

このハンドルにはもう１つ秘密が隠されている。実はハンドルの付け根とＴＯＰではハンドルの幅が３ｍｍ異なっている、テーパーをかけた仕様。ＴＯＰが少し細くなるようにする作りで握りやすくなる効果がある。革を裁断しただけの単純な構造であればテーパーは作りやすいが、革を革で巻いたこのブリーフケース02のハンドルではＴＯＰに近づくほど革の内側に皺が寄ってしまうため、綺麗に仕上げにくい。こういった気が付きにくい箇所に職人のこだわりを感じ取っていただければ幸いだ。

２色で悩む

arrow_ブリーフケース02はブラックとグリーンの２色展開。ブラックは見ていて飽きのこない安定感があり、王道。少し遊びのあるグリーンはカジュアルスタイルでも遜色ない。この２色は横に並べると色の違いが明白だが、どちらも近い色をしているので悩んでしまう人がでるのも頷ける。