日本には優れた手の技術を持っている職人がいる。
しかし、その数は減少の一途を辿るばかりだ。
なぜか。
それはこの国が職人にとって住みにくい場所になってしまったから。
価格の安い海外に仕事を移され、生活が安定しない状況が後継者育成を阻む。

そんな中、Alt81は生まれた。

Alt81はこの状況を打開するために手工業（経験によって培われる手の技術を駆使し商品を作りあげる方法）と 関係のあるさまざまな分野の専門家たちに声を掛けてまわった。
そうしてまず最初に集まったのが革や金具を作っている人、革鞄や財布・小物などの製造やデザイン、品質管理などのキャリアを長く積んできた人たちだった。ここからAlt81は動き出す。

その仕事におけるプロフェッショナルが集まり、手の技術によっておこなうモノづくりを作り手の住む場所で恒久的に続けていくという明確な目標の下、お互いが連携をして商品を作りあげていく形が出来上がった。

中でも最も大切な事が商品をお客様に買っていただくこと。
お客様に買っていただければ結果、モノづくりをこの場所で続けていくことが出来るようになる。
そのためにはお客様が「欲しい」と思えるものを作りだす必要があり、品質が絶対の条件となる。
どんな商品も、お客様が欲しいと思うものには確かな品質が求められる。
そして確かな品質は確かな仕事によってのみ、可能となる。

この場所で確かな手工業を続けていく。

Alt81が手工業を次第に変えていく。

• 【vol.1】　Alt81の始まり
• 【vol.2】　蔵前という場所
• 【vol.3】　支え合い刺激し合う理由