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濃淡の陰影を呼び起こす革

#01 シェイドワックスレザー




日本の職人の手が生み出す陰影

シェイドワックスレザーは、姫路のタンナー(革を作る職人)がAlt81のために協力して生み出してくれたオリジナルレザー。その特徴はスムースに仕上げられた表面に、硬質でさらりとしたタッチ感、独特の陰影、そして使用を続けることで現れてくる色気のある艶だ。触れただけで、革の魅力を感じ取れ、使用後半年もすれば艶々に変化をする王道の先を行く革は他の革との違いも明確。この革の表面に職人が手作業で何度もワックスを塗り重ね、そのワックスの吸い込み加減によって生まれる濃淡も画一的になりがちな革の表面のアクセントになっている。

さらに、たっぷり含ませた油分が革の中で移動する「プルアップ」(※下図)という現象が起こるのも大きな魅力。表面についたひっかき跡も指で擦って馴染ませれば消えてしまう。一見すると上品で落ち着いた印象でありながら、一味も二味も違う魅力を隠し持つ、まさにAlt81が開発した渾身の素材だ。


艶やかに、濃く、しっとりと

この革の経年変化は実に多彩。まず使えば使うほど艶が増し、使い手によってその変化の度合いは異なるが摩擦が多ければ多いほどより艶やかになる。同時に色もどんどんと濃く深化し、持ち主を愉しませてくれる。そして最大の変化はその質感だ。最初はパサッと乾いた感触のためすぐにでもメンテナンスオイルが必要だと感じてしまうかもしれないが、使い始めると次第に革の中に染み込んだオイルが浮き出てしっとりとした質感へと変化する。使用前と使用後では、まるで異なる素材のように違いが鮮明となる革と言えるだろう。

この革を使った商品のレビュー一覧はこちら>


厚さとキメの細かさ

シェイドワックスレザーは広大な大地で放牧されて育った北米産のステア(生後3〜6カ月以内に去勢され、生後2年以上の雄の成牛の皮)を使用。このステアはAlt81でも、勿論、世界的に見ても牛革の種類の中で圧倒的によく使われる。その理由は大きく分けて2つ。1つはカーフやキップに比べ1頭から採れる面積が広いこと。もう1つは厚さやキズ等の全体の品質にばらつきが少ないこと。ただし全てのステアがこれらの条件を必ず満たしている訳ではないからこそ、良質の原皮を見極める目が必要となってくるのは自明の理だ。


  経験と感性が生み出す妙

シェイドワックスレザーはしなやかさと革の風合い両方を得るために、クロムでなめした後タンニン液で再びなめすヘビーレタン(通称「ヘビタン」)なめし方法で作られている。独特のコシの強さと革の風合いを持ちながらも、エイジングも愉しめる点が魅力だ。

この革独特の美しい陰影を出すために、製法する上で大きな特徴は2つ。①染料で仕上げていること。そして、②手塗りのワックス工程。

まず、①顔料を使わず染料のみで仕上げることで、革の表情はもちろん革の手触りや深まる色艶といった変化を存分に体感できる。

さらに最大の魅力である陰影を作り出す、②手塗りのワックス工程。これは、スポンジに巻きつけた綿にワックスを付け、繊維密度の異なる部位や銀面の状態を見ながら慎重に手作業で職人自ら塗り込んでいく工程だ。塗りが甘い箇所には乾いた後さらに上から重ね、大きな1枚革全体のバランスを整えるこの作業はまさに職人技。バランスが非常に重要なため、作業は極少人数で行い、時には専任の職人一人で行うこともある。機械では決して出すことができない絶妙かつ不均一な色ムラはこうして手作業で生み出され、魅力を秘めたシェイドワックスレザーが完成する。


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濃淡の陰影を呼び起こす革

#01 シェイドワックスレザー


1.特徴:
日本の職人の手が生み出す陰影

シェイドワックスレザーは、姫路のタンナー(革を作る職人)がAlt81のために協力して生み出してくれたオリジナルレザー。その特徴はスムースに仕上げられた表面に、硬質でさらりとしたタッチ感、独特の陰影、そして使用を続けることで現れてくる色気のある艶だ。触れただけで、革の魅力を感じ取れ、使用後半年もすれば艶々に変化をする王道の先を行く革は他の革との違いも明確。この革の表面に職人が手作業で何度もワックスを塗り重ね、そのワックスの吸い込み加減によって生まれる濃淡も画一的になりがちな革の表面のアクセントになっている。

さらに、たっぷり含ませた油分が革の中で移動する「プルアップ」(※下図)という現象が起こるのも大きな魅力。表面についたひっかき跡も指で擦って馴染ませれば消えてしまう。一見すると上品で落ち着いた印象でありながら、一味も二味も違う魅力を隠し持つ、まさにAlt81が開発した渾身の素材だ。

2.経年変化:
艶やかに、濃く、しっとりと

【track_小銭入れ01/4カ月使用】

この革の経年変化は実に多彩。まず使えば使うほど艶が増し、使い手によってその変化の度合いは異なるが摩擦が多ければ多いほどより艶やかになる。同時に色もどんどんと濃く深化し、持ち主を愉しませてくれる。そして最大の変化はその質感だ。最初はパサッと乾いた感触のためすぐにでもメンテナンスオイルが必要だと感じてしまうかもしれないが、使い始めると次第に革の中に染み込んだオイルが浮き出てしっとりとした質感へと変化する。使用前と使用後では、まるで異なる素材のように違いが鮮明となる革と言えるだろう。

この革を使った商品のレビューはこちら >

3.原皮:
厚さとキメの細かさ

シェイドワックスレザーは広大な大地で放牧されて育った北米産のステア(生後3〜6カ月以内に去勢され、生後2年以上の雄の成牛の皮)を使用。このステアはAlt81でも、勿論、世界的に見ても牛革の種類の中で圧倒的によく使われる。その理由は大きく分けて2つ。1つはカーフやキップに比べ1頭から採れる面積が広いこと。もう1つは厚さやキズ等の全体の品質にばらつきが少ないこと。ただし全てのステアがこれらの条件を必ず満たしている訳ではないからこそ、良質の原皮を見極める目が必要となってくるのは自明の理だ。

4.製法:
経験と感性が生み出す妙

シェイドワックスレザーはしなやかさと革の風合い両方を得るために、クロムでなめした後タンニン液で再びなめすヘビーレタン(通称「ヘビタン」)なめし方法で作られている。独特のコシの強さと革の風合いを持ちながらも、エイジングも愉しめる点が魅力だ。

この革独特の美しい陰影を出すために、製法する上で大きな特徴は2つ。①染料で仕上げていること。そして、②手塗りのワックス工程。まず、①顔料を使わず染料のみで仕上げることで、革の表情はもちろん革の手触りや深まる色艶といった変化を存分に体感できる。さらに最大の魅力である陰影を作り出す、②手塗りのワックス工程。これは、スポンジに巻きつけた綿にワックスを付け、繊維密度の異なる部位や銀面の状態を見ながら慎重に手作業で職人自ら塗り込んでいく工程だ。塗りが甘い箇所には乾いた後さらに上から重ね、大きな1枚革全体のバランスを整えるこの作業はまさに職人技。バランスが非常に重要なため、作業は極少人数で行い、時には専任の職人一人で行うこともある。機械では決して出すことができない絶妙かつ不均一な色ムラはこうして手作業で生み出され、魅力を秘めたシェイドワックスレザーが完成する。

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