仕事鞄の完成形
track ブリーフケース 01
Detail
革だけに許された変化
スタンダードでもしっかりとした個性を持ったブリーフケースが欲しい。矛盾しているけれど、誰もが願うこの想いに応えるために世界中から革を探したが見つからない。そこで日本の職人と共に1から作り上げたのがこのシェイドワックスレザーだ。職人が手塗りでワックスをかけることによって生まれる濃淡は、継ぎ目なしの両版がその迫力をはっきりと表現している。そして、使い込むことで増す艶はこのブリーフケースを個性のある鞄へと進化させるだろう。
欠かせない容量
「もしも」に備えた資料を用意する堅実な人にとって欠かせないのは荷物の収納力だが、このブリーフケースなら心配は無用だ。まず、マチが広いために書類やファイルがたっぷりと入る(容量比較コンテンツはこちら)。そして内装にはサイズや形の異なるポケットを前胴・背胴合わせて4つ装備。大切な書類や散らばりやすい小物を分けて収納できる。さらに細やかな使用感にも配慮。前胴側のホック付ポケットの中にファスナーポケットが配置されているが実は鞄から中身を出し入れする際に手があたらないよう、あえて中に隠している。使わない場合にも邪魔にならない点も嬉しい。こうした小さな作りの差が使い手のストレスを軽減してくれる。
鞄を開けずに収納する
このブリーフケースにはファスナー開閉式の収納部の前後に2つのアオリポケットが備わっている。これが実に機能的だ。留め具には隠しマグネット(革でマグネットを覆う)方式を採用しているため、スッキリとした見た目で、物を出し入れする際に留め具がひっかかることもない。また、ファスナーを開けることなく出し入れができるので、新聞や雑誌、定期など出し入れの頻度が高いものを入れておくと非常に便利。さらに背胴側のアオリポケット内部にはペン挿し(①)とフリーポケット(②)も搭載。このアオリポケットを使えば、外ではほとんど鞄を開けることなく、恐ろしくスムーズに物の出し入れができるはずだ。
見渡しやすい中身
track_ブリーフケース01のファスナーは底面まで全開にすることができるので鞄の中を探しやすい。内装の色は長く使っていると気になる汚れを目立たなくさせるため、ダークブラウンには紺を、藍鉄には茶を採用。またファスナーを全開にしても、蛇腹状のササマチに高さがあるために中のものが側面から見えることがない。さらにファスナーを開けていても鞄が自立してくれる作りも容量がある鞄として使い勝手の良さを実感できる部分だろう。
ハンドルの形
ブリーフケースにとって要となるのがハンドル。Alt81が求めたのは長時間持ち歩いても手が痛くなりにくい形だ。とくにtrack_ブリーフケース01は容量が多く鞄が重くなりやすいので可能な限りの工夫を込めた。まず、ハンドルを革で作る際に出るコバ面(革の切断面)が手に当たらないようにするため、革を1枚かぶせて丸みの帯びた設計にした。こうすることで握っても角部分が手に食い込むこともなく、程良い革の厚みとともに手にフィットする。さらに握りやすい太さも追求。トップに向かって細くなるようにテーパー(角度)をつけ、握りやすさと共にすっきりシャープな印象を持たせている。
強度を持つ意味
ハンドルは形と同時に荷物の重みに耐えられる強度と耐久性も求められる。Alt81はハンドルと接続する金具の角カン部分に強度が増すよう内側と外側の両方からステッチを施した。作業の手間は増えるが重みの負荷がかかりやすい箇所だからこそあらかじめ入れた工夫である。また、ハンドルには伸び止めを入れ革の伸びを防ぎ、さらに根革(ハンドルを鞄の本体に取り付ける革部分)にも伸び止めを入れるひと手間を加え補強している。手で握るたびに感じる快適な使用感は取引先へ向かう背中を後押ししてくれるだろう。
長期使用への準備
使い続けるとどうしても傷みやすい箇所が出てくる。Alt81は安心して長く使えるようにあらかじめ使用中に起こりうる事例を考慮し、念入りな補強を施している。鞄の胴版を囲っているヘリ巻き(革で包み込む)の作りもそのためのものだが、特に当たって傷み易い下マチ部分にはヘリ巻きの上からさらにヘリ巻きをかぶせている。万が一、革が擦り減ったり削れた場合には革のパーツを交換出来る仕様にした(※下図・赤)。鞄の側面というのは正面で向き合った時に意外と相手に見られている箇所。カチッとした印象を与えるtrack_ブリーフケース01だからこそ一層意識して設計と作りに工夫を重ねた点だ。
その重厚感に自信が現れる
使用頻度の高いファスナーには壊れ難い頑丈さとスムーズな使用感を求めたい。そこで噛み合うひとつひとつの金具「務歯(むし)」の両面を削るひと手間が入ったエクセラファスナーを使用し、通常よりも圧倒的によい滑りを実現させ、開閉のストレスを無くした。また、がっちりと密度の高い噛み合った務歯が重厚感と高級感を醸し出し、革色にマッチしたファスナーの色は見た目にも美しい。スムーズに動くファスナーは負荷がかかりづらく、また壊れ難さにも繋がっている。
真鍮削り出しの底鋲
直接地面に置く底面には重厚感が漂う真鍮削り出しの金具を使用。鞄を直接、地面に置くよりも革の傷みは和らぐのは勿論のこと、鞄を地面に置いた時の「カツッ」と鳴る音が気持ちがよく、高級感が漂う。普段使っている際には見えない部分だが、あるのとないのとでは大きな差が出る箇所。そこに真鍮削り出しの挽物を使っていることはちょっとした自信に繋がるだろう。
Leather
濃淡の陰影が呼び起こす魅力
シェイドワックスレザーは、色の濃淡が醸すアンティックな雰囲気と張りのある銀面の美しさが紳士的な上品さを滲ませる。この色の濃淡は、職人自らの手で何度もワックスを丁寧に塗り重ねて生まれる色ムラ。あえて不均一に染み込ませた絶妙な濃淡と陰影は革に奥行きを加え、また赤味がかった褐色をより魅力的に映し出す。じつはこの革は「真面目な中に潜むワイルドさ」を持つお客様をイメージしてAlt81が1から作った革。一見すると控え目で落ち着いている、しかし素上げ革特有のトラやバラキズが堂々たる革の風格を隠しきれない。
※ 必ずご確認ください ※
鞄は使用している革の面積が大きいため、シボやトラ模様、擦り傷や色ムラなど様々な表情が入ります。そのため、WebShopで鞄をお買い求めいただいたお客様には注文の翌々日までにご注文時に登録いただいたメールアドレスにお届けする商品の写真をお送りいたします。こちらを必ずご確認いただき、ご了承いただいた旨の返信をお願いいたします。また、鞄は生産数が限られているため表情選択サービスは行っておりません。あらかじめご了承ください。
※注文の翌々日までにメールが届かない場合は迷惑メールフィルタなどでブロックされている可能性がございます。その際はお手数ですがお電話にてお問い合わせください。
Size
■ サイズ(外寸)
縦: 約290㎜
横: 約395㎜
マチ:約80㎜
ハンドル立ち上がり:約110㎜
■ 重量
約1370g
■ スペック
【内装】
ファスナーポケット(大)×1
ファスナーポケット(小)×1
ホック付ポケット×1
ポケット(小)×1
【外装】
アオリポケット×2
アオリポケット内ポケット×1
アオリポケット内ペン挿し×3
■ 素材
革/シェイドワックスレザー
内装生地/綿(100%)
ファスナー/エクセラ
「 仕事鞄の完成形 」
track_ブリーフケース01
革だけに許された変化
スタンダードでもしっかりとした個性を持ったブリーフケースが欲しい。矛盾しているけれど、誰もが願うこの想いに応えるために世界中から革を探したが見つからない。そこで日本の職人と共に1から作り上げたのがこのシェイドワックスレザーだ。職人が手塗りでワックスをかけることによって生まれる濃淡は、継ぎ目なしの両版がその迫力をはっきりと表現している。そして、使い込むことで増す艶はこのブリーフケースを個性のある鞄へと進化させるだろう。
欠かせない容量
「もしも」に備えた資料を用意する堅実な人にとって欠かせないのは荷物の収納力だが、このブリーフケースなら心配は無用だ。まず、マチが広いために書類やファイルがたっぷりと入る(容量比較コンテンツはこちら)。そして内装にはサイズや形の異なるポケットを前胴・背胴合わせて4つ装備。大切な書類や散らばりやすい小物を分けて収納できる。さらに細やかな使用感にも配慮。前胴側のホック付ポケットの中にファスナーポケットが配置されているが実は鞄から中身を出し入れする際に手があたらないよう、あえて中に隠している。使わない場合にも邪魔にならない点も嬉しい。こうした小さな作りの差が使い手のストレスを軽減してくれる。
鞄を開けずに収納する
このブリーフケースにはファスナー開閉式の収納部の前後に2つのアオリポケットが備わっている。これが実に機能的だ。留め具には隠しマグネット(革でマグネットを覆う)方式を採用しているため、スッキリとした見た目で、物を出し入れする際に留め具がひっかかることもない。また、ファスナーを開けることなく出し入れができるので、新聞や雑誌、定期など出し入れの頻度が高いものを入れておくと非常に便利。さらに背胴側のアオリポケット内部にはペン挿しとフリーポケットも搭載。このアオリポケットを使えば、外ではほとんど鞄を開けることなく、恐ろしくスムーズに物の出し入れができるはずだ。
見渡しやすい中身
track_ブリーフケース01のファスナーは底面まで全開にすることができるので鞄の中を探しやすい。内装の色は長く使っていると気になる汚れを目立たなくさせるため、ダークブラウンには紺を、藍鉄には茶を採用。またファスナーを全開にしても、蛇腹状のササマチに高さがあるために中のものが側面から見えることがない。さらにファスナーを開けていても鞄が自立してくれる作りも容量がある鞄として使い勝手の良さを実感できる部分だろう。
ハンドルの形
ブリーフケースにとって要となるのがハンドル。Alt81が求めたのは長時間持ち歩いても手が痛くなりにくい形だ。とくにtrack_ブリーフケース01は容量が多く鞄が重くなりやすいので可能な限りの工夫を込めた。まず、ハンドルを革で作る際に出るコバ面(革の切断面)が手に当たらないようにするため、革を1枚かぶせて丸みの帯びた設計にした。こうすることで握っても角部分が手に食い込むこともなく、程良い革の厚みとともに手にフィットする。さらに握りやすい太さも追求。トップに向かって細くなるようにテーパー(角度)をつけ、握りやすさと共にすっきりシャープな印象を持たせている。
強度を持つ意味
ハンドルは形と同時に荷物の重みに耐えられる強度と耐久性も求められる。Alt81はハンドルと接続する金具の角カン部分に強度が増すよう内側と外側の両方からステッチを施した。作業の手間は増えるが重みの負荷がかかりやすい箇所だからこそあらかじめ入れた工夫である。また、ハンドルには伸び止めを入れ革の伸びを防ぎ、さらに根革(ハンドルを鞄の本体に取り付ける革部分)にも伸び止めを入れるひと手間を加え補強している。手で握るたびに感じる快適な使用感は取引先へ向かう背中を後押ししてくれるだろう。
長期使用への準備
使い続けるとどうしても傷みやすい箇所が出てくる。Alt81は安心して長く使えるようにあらかじめ使用中に起こりうる事例を考慮し、念入りな補強を施している。鞄の胴版を囲っているヘリ巻き(革で包み込む)の作りもそのためのものだが、特に当たって傷み易い下マチ部分にはヘリ巻きの上からさらにヘリ巻きをかぶせている。万が一、革が擦り減ったり削れた場合には革のパーツを交換出来る仕様にした(※下図・赤)。鞄の側面というのは正面で向き合った時に意外と相手に見られている箇所。カチッとした印象を与えるtrack_ブリーフケース01だからこそ一層意識して設計と作りに工夫を重ねた点だ。
その重厚感に自信が現れる
使用頻度の高いファスナーには壊れ難い頑丈さとスムーズな使用感を求めたい。そこで噛み合うひとつひとつの金具「務歯(むし)」の両面を削るひと手間が入ったエクセラファスナーを使用し、通常よりも圧倒的によい滑りを実現させ、開閉のストレスを無くした。また、がっちりと密度の高い噛み合った務歯が重厚感と高級感を醸し出し、革色にマッチしたファスナーの色は見た目にも美しい。スムーズに動くファスナーは負荷がかかりづらく、また壊れ難さにも繋がっている。
真鍮削り出しの底鋲
直接地面に置く底面には重厚感が漂う真鍮削り出しの金具を使用。鞄を直接、地面に置くよりも革の傷みは和らぐのは勿論のこと、鞄を地面に置いた時の「カツッ」と鳴る音が気持ちがよく、高級感が漂う。普段使っている際には見えない部分だが、あるのとないのとでは大きな差が出る箇所。そこに真鍮削り出しの挽物を使っていることはちょっとした自信に繋がるだろう。
ご確認ください
鞄は使用している革の面積が大きいため、シボやトラ模様、擦り傷や色ムラなど様々な表情が入ります。そのため、WebShopで鞄をお買い求めいただいたお客様には注文の翌々日までにご注文時に登録いただいたメールアドレスにお届けする商品の写真をお送りいたします。こちらを必ずご確認いただき、ご了承いただいた旨の返信をお願いいたします。また、鞄は生産数が限られているため表情選択サービスは行っておりません。あらかじめご了承ください。
※注文の翌々日までにメールが届かない場合は迷惑メールフィルタなどでブロックされている可能性がございます。その際はお手数ですがお電話にてお問い合わせください。
■ サイズ(外寸)
縦: 約290㎜ / 横: 約395㎜ / マチ:約80㎜
ハンドル立ち上がり:約110㎜
■ 重量
約1370g
■ スペック
【内装】
ファスナーポケット(大)×1
ファスナーポケット(小)×1
ホック付ポケット×1
ポケット(小)×1
【外装】
アオリポケット×2
アオリポケット内ポケット×1
アオリポケット内ペン挿し×3
■ 素材
革:シェイドワックスレザー / 内装生地:綿(100%) / ファスナー:エクセラ
track_ブリーフケース01
- 価格
-
¥ 72,000 (税込)
- 商品コード
-
108150002
- 備考
-
こちらの商品はtrack_ブリーフケース03との素材違いの商品になります。また、店舗には若干の在庫がございますので、ご希望の方はお問い合わせください。