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素上げ革の盟主
#09 ペコスロウ

特徴「革の一つの源流」

「革の原点とは何か?」と聞かれることがあるが、答えに非常に迷う。それは一番最初に鞣された革のことなのか、それとも一番知られている革のことなのか。いずれにせよ、人によって違いがあり、そうあってしかるべきだと思うが、Alt81が「素上げ革」と呼ぶ革の原点に近いものはこのペコスロウだと考えている。ルガトショルダーやP&Dバッファローカーフのように革の表面への光沢剤などの使用はしておらず、本当の意味で仕上げ加工を行っていないため、感触がサラッとしていて指先が気持ちいい。バケッタ製法によって鞣された革であるため、経年変化のスピードは圧倒的に早く、オイルがふんだんに含まれているため、柔らかさもある。革の表面はスムースになっていて、そこまで深いシワがあるわけではないが、場所によってはトラ模様やチスジ、バラキズなどの模様が入り、革の表情を形成する。Alt81で使うには少しカジュアルな革にはなるが、用途を限定すれば「革とは何か」を語るに十二分な魅力が詰まっている。

バケッタ製法、そしてセーゴを染み込ませた革

バケッタ製法とはゆっくりと時間をかけて植物タンニンだけで革を鞣す手法。そしてセーゴとは動物性と植物性の油脂を混ぜたオイルのことで、その比率を変えただけでも仕上がりに差が出てくる。この2つの手法を用いて生み出されたのがこのペコスロウという革だ。使用している植物タンニンは収斂性の強い、ケブラチョやチェスナット、ミモザ、さらにバロニアなどを混ぜたものを使用するため、単に鞣されただけであれば比較的硬い革になるはずだが、バケッタ製法とセーゴ、また再鞣しを行うことによって柔らかく柔軟性のある革に仕上がっている。実はこのペコスロウは色々な加工が可能で、グレージング(磨き)の加工を加えると艶が出て、染料を入れると吸い込みが良く染まるのでクラフター(革製品の中でも1点ものを得意とする個人作家)にも人気の革だ。そう、「ロウ」というのは「RAW」の意味で、原点であることを示しているのだ。

対極に位置する

ペコスロウはフルタンニンとバケッタ製法でじっくりと作られたイタリア革。そのため、「イタリア植物タンニンなめし革協会」と呼ばれる厳格な認証を取得している。部位としてはショルダーと呼ばれる牛の肩の革を使っていることからAlt81でも人気のフルタンニンレザーである「ルガトショルダー」と比べられやすいのだが、実は対極にある革といってもおかしくないほど、違いが多い。部位は同じショルダーでも、触り心地、経年変化、雰囲気など枚挙にいとまがない。シンプルにいうと、ルガトショルダーがフォーマルで高級感のある革であることに対して、このペコスロウはカジュアルでタフな印象がある。特に経年変化は目を見張るものがある。是非、一度体験してほしい革だ。

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「革の原点とは何か?」と聞かれることがあるが、答えに非常に迷う。それは一番最初に鞣された革のことなのか、それとも一番知られている革のことなのか。いずれにせよ、人によって違いがあり、そうあってしかるべきだと思うが、Alt81が「素上げ革」と呼ぶ革の原点に近いものはこのペコスロウだと考えている。ルガトショルダーやP&Dバッファローカーフのように革の表面への光沢剤などの使用はしておらず、本当の意味で仕上げ加工を行っていないため、感触がサラッとしていて指先が気持ちいい。バケッタ製法によって鞣された革であるため、経年変化のスピードは圧倒的に早く、オイルがふんだんに含まれているため、柔らかさもある。革の表面はスムースになっていて、そこまで深いシワがあるわけではないが、場所によってはトラ模様やチスジ、バラキズなどの模様が入り、革の表情を形成する。Alt81で使うには少しカジュアルな革にはなるが、用途を限定すれば「革とは何か」を語るに十二分な魅力が詰まっている。

バケッタ製法、そしてセーゴを染み込ませた革

バケッタ製法とはゆっくりと時間をかけて植物タンニンだけで革を鞣す手法。そしてセーゴとは動物性と植物性の油脂を混ぜたオイルのことで、その比率を変えただけでも仕上がりに差が出てくる。この2つの手法を用いて生み出されたのがこのペコスロウという革だ。使用している植物タンニンは収斂性の強い、ケブラチョやチェスナット、ミモザ、さらにバロニアなどを混ぜたものを使用するため、単に鞣されただけであれば比較的硬い革になるはずだが、バケッタ製法とセーゴ、また再鞣しを行うことによって柔らかく柔軟性のある革に仕上がっている。実はこのペコスロウは色々な加工が可能で、グレージング(磨き)の加工を加えると艶が出て、染料を入れると吸い込みが良く染まるのでクラフター(革製品の中でも1点ものを得意とする個人作家)にも人気の革だ。そう、「ロウ」というのは「RAW」の意味で、原点であることを示しているのだ。

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対極に位置する

ペコスロウはフルタンニンとバケッタ製法でじっくりと作られたイタリア革。そのため、「イタリア植物タンニンなめし革協会」と呼ばれる厳格な認証を取得している。部位としてはショルダーと呼ばれる牛の肩の革を使っていることからAlt81でも人気のフルタンニンレザーである「ルガトショルダー」と比べられやすいのだが、実は対極にある革といってもおかしくないほど、違いが多い。部位は同じショルダーでも、触り心地、経年変化、雰囲気など枚挙にいとまがない。シンプルにいうと、ルガトショルダーがフォーマルで高級感のある革であることに対して、このペコスロウはカジュアルでタフな印象がある。特に経年変化は目を見張るものがある。是非、一度体験してほしい革だ。

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