Alt81が選んだ真鍮鋳物の魅力
MATERIAL CONTENTS 【brass】 vol.2
そもそも真鍮は「鋳造」して作られます。鋳造とは材料となる金属を溶かし液体にした後、型に流し込み、冷やして目的の形状に固めて造る方法のこと。そして、鋳造して出来た製品を「鋳物」と言います。
鋳造方法には、石膏(画像C)や金型(画像B)や砂を使うものなど様々な種類があります。現在、大量生産の工業製品などは機械を使う金型鋳造(ダイカストとも呼びます)が主流ですが(画像A、B)、金型自体が鉄製のため融点の高い鉄や銅といった金属を扱うことがほぼ出来ません。
そのため、Alt81の真鍮鋳物は「砂型製造」、中でも職人がすべて手作業で行う「砂型手込め鋳造」という技法で作られます。これは上下に別れた木枠に鋳型を入れ、手で圧力を加え砂を固めて形成した砂型に金属を流し込む鋳造方法で最も古い手法。砂は比熱が小さく保温性もあるため、流し込んだ金属が緩やかに冷却されて良質な鋳物が出来ることから現在もこの手法で作られています。真鍮と聞くと表面が金色でザラザラしたものを思い浮かべるかもしれませんが、じつはそれは砂型から取り出した状態の鋳肌のこと。Alt81が採用する真鍮鋳物はそのイメージを覆すかのように非常になめらかな表面がみてとれます。なぜか。その秘密は、経験と技術を積み重ねた金具職人でなければ成し得ない技と手間にあります。
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そもそも真鍮は「鋳造」して作られます。鋳造とは材料となる金属を溶かし液体にした後、型に流し込み、冷やして目的の形状に固めて造る方法のこと。そして、鋳造して出来た製品を「鋳物」と言います。
鋳造方法には、石膏(画像C)や金型(画像B)や砂を使うものなど様々な種類があります。現在、大量生産の工業製品などは機械を使う金型鋳造(ダイカストとも呼びます)が主流ですが(画像A、B)、金型自体が鉄製のため融点の高い鉄や銅といった金属を扱うことがほぼ出来ません。
そのため、Alt81の真鍮鋳物は「砂型製造」、中でも職人がすべて手作業で行う「砂型手込め鋳造」という技法で作られます。これは上下に別れた木枠に鋳型を入れ、手で圧力を加え砂を固めて形成した砂型に金属を流し込む鋳造方法で最も古い手法。砂は比熱が小さく保温性もあるため、流し込んだ金属が緩やかに冷却されて良質な鋳物が出来ることから現在もこの手法で作られています。真鍮と聞くと表面が金色でザラザラしたものを思い浮かべるかもしれませんが、じつはそれは砂型から取り出した状態の鋳肌のこと。Alt81が採用する真鍮鋳物はそのイメージを覆すかのように非常になめらかな表面がみてとれます。なぜか。その秘密は、経験と技術を積み重ねた金具職人でなければ成し得ない技と手間にあります。