Alt81が選んだ真鍮鋳物の魅力
MATERIAL CONTENTS 【brass】 vol.3-3
見極める職人の手と目
真鍮をガス炉の中で約2時間溶解し、撹拌棒を使ってかき混ぜ金属内に混じった不純物を取り除いていきます。時折燃え滾った炉の中で小さな爆発が起こりますが、これは不純物が混ざっているため。もくもくと上がっている煙は湯気などの水蒸気ではなく銅より沸点の低い亜鉛が燃えて発生する煙です。確かな職人の手と目によって丁寧に取り除き、純度を高めていく。危険を伴う慎重な作業です。
1つずつ砂型にそそぐ、張り詰めた作業
真鍮の鋳込温度は1,100℃。炉の中で溶かした真鍮を砂型の隅々まで行き渡るように流し込みます。木枠に入った砂型に1つずつ手作業で流し込むのですが1つの砂型から出来る製品はごくわずかです。手作業かつどれほど手間暇がかかっているかがお分かりいただけるでしょう。
A: 木枠の上の重石は、注湯した湯が浮くのを防ぐためのもの
B: 製品の形状によっては、湯口が縦についた木枠もある
C: 木枠から漂っている煙は、金属が凝固する際発せられるガス
D: 重ねられた木枠に、手際よく職人が1つずつ丁寧に注湯していく
MATERIAL CONTENTS 【brass】 vol.3
見極める職人の手と目
真鍮をガス炉の中で約2時間溶解し、撹拌棒を使ってかき混ぜ金属内に混じった不純物を取り除いていきます。時折燃え滾った炉の中で小さな爆発が起こりますが、これは不純物が混ざっているため。もくもくと上がっている煙は湯気などの水蒸気ではなく銅より沸点の低い亜鉛が燃えて発生する煙です。確かな職人の手と目によって丁寧に取り除き、純度を高めていく。危険を伴う慎重な作業です。
1つずつ砂型にそそぐ、
張り詰めた作業
真鍮の鋳込温度は1,100℃。炉の中で溶かした真鍮を砂型の隅々まで行き渡るように流し込みます。木枠に入った砂型に1つずつ手作業で流し込むのですが1つの砂型から出来る製品はごくわずかです。手作業かつどれほど手間暇がかかっているかがお分かりいただけるでしょう。
A:木枠の上の重石は、注湯した湯が浮くのを防ぐためのもの
B:製品の形状によっては、湯口が縦についた木枠もある
C:木枠から漂っている煙は、金属が凝固する際発せられるガス
D:重ねられた木枠に、手際よく職人が1つずつ丁寧に注湯していく