小さなポケット

page_小物入れ01

Detail

コロンとした形

小さくて、丸みを帯びたデザインは”コロンとしている”という表現が合う。革の断面はヘリ返しされ、切り目より柔らかい雰囲気に仕上げられ、１枚の革でまとめられた本体は美しい曲線で形作られている。「使用している革の良さを引き出すデザイン」と言えば、page_ペンケース01の形を踏襲している理由に納得していただけるだろう。

応用の利く収納力

車の鍵や時計・カフスなどの小物類を入れておくこと想定していたが、マチがあるため、中に収納するものによるアタリも出にくく、形が崩れにくい。また、内容物をたっぷりと入れない時にも形が崩れることがないよう、芯材も入れており、長年愛用いただける形に仕上がっている。

醸し出される高級感

page_ペンケース01は１色だったが、この小物入れは２色展開。王道のブラックで経年変化を愉しむのもいいが、ダークブラウンがブラック以上にエレガントな雰囲気を醸し出しているため、こちらも注目だ。もし鞄に入れて持ち運ぶことを考えた場合、汚れの目立たないブラックか、明るめの色で鞄の中でも見つけやすいダークブラウンか、少し悩んでしまうかもしれない。

出色の触れ心地

内装には起毛の生地が使われていて、手触りは抜群。革の小物入れでしっかりと内装のあるものは少なく、ましてやこれほどまでに高級感のあるものも稀有だ。この内装は縦糸と横糸で編まれたものではなく、非常に細い糸を3次元で絡ませてつくられたもの。通常の内装生地よりも耐久性も高く、汚れも付きずらく目立ちにくい。

比類ない革質

何よりもそのしなやかで、サラッとした触り心地、これは商品に使われている革であるシルキーカーフの特徴だ。それでいて弾力のある質感は仮に鞄の中で重い荷物が上に乗ってしまっても、反発力により元の形に戻っていく。勿論、傷も付きづらい。また、経年変化も見逃せない。時間の経過とともに、光沢を帯びていくさまはまさに絹を纏っているようだ。５年、１０年と長く使っていただきたい。

磨かれたファスナー

使用しているファスナーはYKKのエクセラの３番と呼ばれている細いファスナー。小さいけれどもしっかりとした閉め心地があり、勿論、YKK社の中でも最高級品だ。また、革の大きな引手にも注目して欲しい。中心が盛り上がりは「肉盛り」といって、引手をつまみ易くする効果があり、周囲をぐるっと囲むように惹かれている線は「ネン引き」と言って、その肉盛りをさらに引き立たせる効果がある。革の断面もしっかりと仕上げを行っており、職人の仕事の細かさが見てとれる。

Leather

最高級素材を極上に仕上げた、
シルキーカーフ

シルキーカーフはまさに「選び抜かれた素材」。最高級品質であるフランス産カーフのキメの細かさが引き立つよう銀面に上品な光沢を纏わせた優雅な表情は、まさに上質感と美しさを放つ。そして触れれば一瞬で分かる、しなやかで吸いつくようになめらかな感触とふわっと肉厚で弾力ある柔らかな革質――まるで「絹」のようなシルキーカーフは革そのものの上質さだけで勝負出来る素材。使いはじめから分かる極上の手触りと、世界的に稀少な革を手にしているというこの上ない優越感を存分にご堪能いただきたい。