他人よりスマートに、
そして大胆に革を愉しむ
track 二純札入れ 01
Detail
純札入れの矜持
サラッとした質感、濃淡のある表情、薄くやや横長な形、そしてダークブラウンと藍鉄の2色の独特な色合い。お客様から「小銭入れのない二つ折り財布が欲しい」というリクエストを受け生み出されたこの純札入れは、小銭入れを既に持っている人にこそ真価が発揮される。使いやすさ、持ちやすさを追求したこの純札入れにはどんな二つ折り財布も持ちえない個性があり、そして無駄なものは持たないという矜持が備わっている。
小銭入れのない利点
二つ折り財布は機能的で使いやすいが小銭入れがある分厚みが増すのに対し、純札入れは小銭入れがないため薄い。何も入れていない状態での厚みの違いも大きいが、使い出すとその差はより大きくなる。実は二つ折り財布と純札入れは使う人が面白いほどきっぱりと、まるで派閥のように分かれている。小銭入れがあるのか、ないのか。その違いは持つ人にとって果てしなく大きい。
カード段へのこだわり
カード段はそれぞれ3カ所×2の計6カ所。カードを入れるとわかるがステッチに対してピシッと整然と並ぶ姿は非常に気持ちがいい。また、カード段の縁は革を内側に折り込み、上からステッチを掛けている。こうすることで強度が上がり、さらに縁部分の革の伸びや切れが起こりにくくなる。このピシッと見えるしっかりとした作りは使う人に安心感を与えてくれるだろう。
カード段の裏側:革を折り込み、ステッチを掛けている
自由空間
カード段と札入れの間の比翼部分には領収書や生活感のあるポイントカード・会員証などを2〜3枚まとめて収納しておけるアオリポケットが用意されている。財布を開けた時に人に見られやすい箇所だからこその気遣いだ。 また、両端上部をご覧いただきたい。よく見ると二重に縫ってある。これは挟んでおいたものが落ちないようにアオリポケットが開き過ぎないようにする効果がある。つまり、カード段としては6枚だが、アオリポケットも含めると10枚以上のカードを収納することができるのだ。このアオリポケットの使い方は持ち主の個性を反映されるほどの自由空間になっている。
赤い丸の箇所:二重にステッチが掛かっている
スーツに収まる潔さ
この純札入れは二つ折り財布よりも少し横長に、ゆとりを持たせて設計している。そのため、縦長のポケットなどに入れた時に出し入れがしやすい。小銭入れが付いていないことで財布の形が崩れることもなく、非常にスマートな印象をもたらしてくれるだろう。
All Leather
薄さを競う財布はより薄くするために内装にナイロンなどを用いやすいが、この純札入れは全て革でできている。そのため、使用開始は少し硬く感じるかもしれないが、半年も使い続ければ自身に合った柔らかさに変化する。また、外装はオイルを含ませた革を使用しているが、内装にはオイルを含ませていない別の革を採用している。理由はオイルを含ませた革だと領収書などの感熱紙の印字がすぐに消えてしまうため。内装の革も使えば使うほど艶があがり、使用感が出てくるAlt81のオリジナルレザー。その醍醐味をしっかりと堪能していただきたい。
札入れへのアクセス
Alt81には「日本の考え方を形にする」というデザインのコンセプトがある。それを体現している箇所が開いて中央の曲線だ。二つ折りを使う人ならここに指を掛けて使うイメージが湧くと思うが少しでも指がかけやすいように平行にではなく、曲線のラインを採用。よりスムーズに紙幣の出し入れができる機能的なカーブは、開いてみると左右対称の形の美しさとしても現れている。
小銭入れとの相性抜群
Alt81では同じ革で極小の小銭入れが存在する。そもそもこの小銭入れを購入されたお客様からの声で開発された純札入れだ、合わないはずがない。どちらも使い続けることで艶が上がり、色も変化する。2色を揃えてもいいし、別々の色で持つのも愉しい。育てることに魅力があることに違いはない。
コバの仕上げ
革と革の合わさる厚めのコバはザラつきを極限まで抑えた磨き仕上げになっている。これは職人が滑らかになるまで何度も磨いた賜物だ。
引き締めるネン
外装をグルッと囲むように熱したコテを使って引く「ネン」が縁全体に施されている。ステッチと縁の僅かな間を走るその線は全体を引き締める効果がある。
糸処理のひと手間
※こちらの画像は別商品の「糊止め」をしている画像です。
通常、糸処理は縫製した後に糸を短く切り軽く熱処理をするだけの場合が多い。だがAlt81ではミシンで縫製した後、糸にわざわざ糊を付け針穴に挿し込む「糊止め」を施している。手間はかかるが見た目に美しく、長く使う中で使用中の糸ほつれが起こりにくい作りになっている。
Leather
濃淡の陰影が呼び起こす魅力
シェイドワックスレザーは、色の濃淡が醸すアンティックな雰囲気と張りのある銀面の美しさが紳士的な上品さを滲ませる。この色の濃淡は、職人自らの手で何度もワックスを丁寧に塗り重ねて生まれる色ムラ。あえて不均一に染み込ませた絶妙な濃淡と陰影は革に奥行きを加え、また赤味がかった褐色をより魅力的に映し出す。じつはこの革は「真面目な中に潜むワイルドさ」を持つお客様をイメージしてAlt81が1から作った革。一見すると控え目で落ち着いている、しかし素上げ革特有のトラやバラキズが堂々たる革の風格を隠しきれない。
Size
■ サイズ(外寸)
縦: 約115㎜
横: 約110㎜
マチ:約20㎜
■ 重量
約82g
■ スペック
カードポケット×6
アオリポケット×2
札入れポケット×1
■ 素材
革/シェイドワックスレザー
内装革/牛革(ヘビタンなめし)
小銭入れのない利点
二つ折り財布は機能的で使いやすいが小銭入れがある分厚みが増すのに対し、純札入れは小銭入れがないため薄い。何も入れていない状態での厚みの違いも大きいが、使い出すとその差はより大きくなる。実は二つ折り財布と純札入れは使う人が面白いほどきっぱりと、まるで派閥のように分かれている。小銭入れがあるのか、ないのか。その違いは持つ人にとって果てしなく大きい。
カード段へのこだわり
カード段はそれぞれ3カ所×2の計6カ所。カードを入れるとわかるがステッチに対してピシッと整然と並ぶ姿は非常に気持ちがいい。また、カード段の縁は革を内側に折り込み、上からステッチを掛けている。こうすることで強度が上がり、さらに縁部分の革の伸びや切れが起こりにくくなる。このピシッと見えるしっかりとした作りは使う人に安心感を与えてくれるだろう。
カード段の裏側:革を折り込み、ステッチを掛けている
自由空間
カード段と札入れの間の比翼部分には領収書や生活感のあるポイントカード・会員証などを2〜3枚まとめて収納しておけるアオリポケットが用意されている。財布を開けた時に人に見られやすい箇所だからこその気遣いだ。 また、両端上部をご覧いただきたい。よく見ると二重に縫ってある。これは挟んでおいたものが落ちないようにアオリポケットが開き過ぎないようにする効果がある。つまり、カード段としては6枚だが、アオリポケットも含めると10枚以上のカードを収納することができるのだ。このアオリポケットの使い方は持ち主の個性を反映されるほどの自由空間になっている。
赤い丸の箇所:二重にステッチが掛かっている
スーツに収まる潔さ
この純札入れは二つ折り財布よりも少し横長に、ゆとりを持たせて設計している。そのため、縦長のポケットなどに入れた時に出し入れがしやすい。小銭入れが付いていないことで財布の形が崩れることもなく、非常にスマートな印象をもたらしてくれるだろう。
All Leather
薄さを競う財布はより薄くするために内装にナイロンなどを用いやすいが、この純札入れは全て革でできている。そのため、使用開始は少し硬く感じるかもしれないが、半年も使い続ければ自身に合った柔らかさに変化する。また、外装はオイルを含ませた革を使用しているが、内装にはオイルを含ませていない別の革を採用している。理由はオイルを含ませた革だと領収書などの感熱紙の印字がすぐに消えてしまうため。内装の革も使えば使うほど艶があがり、使用感が出てくるAlt81のオリジナルレザー。その醍醐味をしっかりと堪能していただきたい。
札入れへのアクセス
Alt81には「日本の考え方を形にする」というデザインのコンセプトがある。それを体現している箇所が開いて中央の曲線だ。二つ折りを使う人ならここに指を掛けて使うイメージが湧くと思うが少しでも指がかけやすいように平行にではなく、曲線のラインを採用。よりスムーズに紙幣の出し入れができる機能的なカーブは、開いてみると左右対称の形の美しさとしても現れている。
コバの仕上げ
革と革の合わさる厚めのコバはザラつきを極限まで抑えた磨き仕上げになっている。これは職人が滑らかになるまで何度も磨いた賜物だ。
引き締めるネン
外装をグルッと囲むように熱したコテを使って引く「ネン」が縁全体に施されている。ステッチと縁の僅かな間を走るその線は全体を引き締める効果がある。
糸処理にもこだわりが宿る
通常、糸処理は縫製した後に糸を短く切り軽く熱処理をするだけの場合が多い。だがAlt81ではミシンで縫製した後、糸にわざわざ糊を付け針穴に挿し込む「糊止め」を施している。手間はかかるが見た目に美しく、長く使う中で使用中の糸ほつれが起こりにくい作りになっている。
※こちらの画像は別商品の「糊止め」をしている画像です。
■ サイズ(外寸)
縦: 約100㎜
横: 約115㎜
マチ:約20㎜
■ 重量
約82g
■ スペック
カードポケット×6
アオリポケット×2
札入れポケット×1
■ 素材
革/シェイドワックスレザー
内装革/牛革(ヘビタンなめし)